YAMAHAドライブ修理 | Field

ヤマハドライブの修理レポートです

 

 

右舷側の動力伝達が出来なくなってしまいました(x_x；)。。

沖で航行不能状態になってしまった様で。。。

 

 

 

今回はベテランオーナー様の判断で無事帰港されたみたいですが

海の上では大変怖い症例のひとつですねｌｌｌ

 

修理依頼の連絡を頂き早速ドライブの

取り外す前に念のため陸上テストをしましたが、

やはりクラッチ滑り、、、

 

 

 

 

多板クラッチの異常がはっきりと確認できます！！

 

 

念のためフリクションプレートの摩擦材の厚みを測定しましたが

仕様限界を大きく超えていましたね(๑>؂<๑)۶

修理のため分解と洗浄作業を進めていきます

 

 

 

 

ケーシング内部の分解洗浄も進めていきます

 

 

 

 

　　　　　（新品）　　　　　　　　　　　　　（不良品）

クラッチプレートの材質もすり減ってしまい

これでは動力を伝達できません！！

前進側のプレートはすべて全滅(x_x；)。。

 

 

 

しかしなぜプレートが焼けたかの原因を究明しておかないと

また数十時間で航行不能になってしまいます

オイルポンプ装置もオーバーホールしていきます

 

 

動きには若干の渋さはありますが研磨と清掃で修理できそうです。

オイルポンプ側にダメージはなさそうで良かったです(ｙ^ω^ｙ)

 

 

 

 

今回はドライブを外してビックリのベローズ内部への大量のオイル漏れ！！

冷却回路のホースつぶれ！！

などなど色々な不具合を同時に発見できたのでラッキーでした(*’∀’*)ゞ

 

 

 

組付け完了、試運転で作業終了です(❊´︶`❊)｡۞·: